JBLの珍しいドライバーユニットです!
同社のハイエンドモデルであったS5500や4344mkⅡなどにも採用されたお品であり、かなりハイグレードなモデルでした。
特に、ネオジウムマグネットを採用したかなりハイエンド志向の設計を採用しておりますので、これはなかなか凄いです!
加えて、チタン製ダイヤモンド形状のダイヤフラムの採用と、ダンプ目的にした質量系塗料を塗布した設計にも目を見張ります。
これにより1インチという小口径でありながらも、500Hz~20KHzというワイドレンジの実現と高い能率を実現しております!
実際に聴いてみると、音のスピード感と解像度の高さは他の追随を許さないパフォーマンスであり、本当に驚きます!
当時の1インチモデルと言えばLE175やLE85等が筆頭に上がるかと思いますが、パフォーマンスにおいては間違いなく上手です。
どちらかというと2インチモデルの375に匹敵するものと感じました。
音楽においても往年のJAZZやクラシックは勿論ですが、現代の音楽においても素晴らしい再現力を発揮します!
個人的にはかなりビンテージに傾倒したラインナップを得意としておりましたので、あたらめて「これがハイエンドの実力か!」と再確認させられた次第です。
クロスオーバーは800Hzとなっておりますので、非常に扱いやすいかと思います。
最近のハイエンドモデルの半導体アンプとの組み合わせも良いですが、意外にも真空管アンプとの組み合わせも綺麗なサウンドが致しました。
作りも非常にしっかりとしたお品であり、ここ最近のユニットの中でもかなり上位モデルのお品かと思える上質なお品です。
インピーダンスは6オームです。
定価は1992年当時で308000円/ペアと大変に高価なお品でした。
コンディションにおきましては、目立つキズなどの傷みは見られず、大変に綺麗なお品かと思います。
取り付け用のステーにサビはありますが、ドライバー・ホーンには一切のサビは無く大変に綺麗です。
一点だけ気になる点としては、スピーカーターミナルが本来の金メッキ仕様の物ではない事です。
全オーナー様がターミナルを破損させてしまったようですので、出品に際して同社のプロフェッショナル用の純正品にて交換いたしました。
元々の金メッキのオリジナルターミナルと形状は全く同じお品(金メッキか否かの違いのみ)ですので、加工なども一切なく、本来のままお使い頂けますので、ご安心くださいませ。
念のため、内部の様子も確認しましたが、ダイヤフラムはいずれもオリジナルのままであり、大変に綺麗な状態です。
無論、音出しも良好であり、音質も申し分ございません。
ペアリングも良く、末永くお使い頂ける事だと思います。
純正のホーン及び固定用ステー・写真には写っておりませんが、専用のボルトもお付けいたします。
滅多にお目にかかれない貴重品ですので、この機会に必見です!