2007年1月の入手から、18年3ヶ月が経過した古い「マッドスペシャル阿佐ヶ谷本部(赤×白反射)」
2019年7月以来、5年9ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
初代デザインを継承しつつ、細部のデザインとサイズを変更して制作された名作です。
光があたると白い文字やワクなどが反射して浮き出してみえる高級な反射ステッカーです。
(1枚目と3枚目の画像をご参照ください)
反射ステッカーは「夜間でもチーム名をハッキリ読みとれる」という観点から人気を博し、
1960年代~1970年代のチームは挙って(こぞって)反射ステッカーを制作しました。
これこそが「チームと看板に誇りを持っていた」古きよき時代の自己主張だったといえるでしょう。
18年あまりにもわたりグラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管していた品ではありますが、
古い品ゆえ 経年による「ヤレ感」「ヨレ」「圧し痕」「小キズ」「スレキズ」などが御座います。
ヤフオクやヤフーフリマ、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
著作権法上とても重要な意味をもつ初版制作時~の原版フィルムや版下などの著作物は、
制作に携わられたOB諸兄よりわたくしが預かり40年に及ぶ長きにわたり大切に保管しております。
近年登録された「商標登録」などは、わたくしどもの有する「先行著作権」に対して
なんら効力は及びませんのでご安心のうえご参加くださいませ(商標法第29条参照)
「マッドスペシャル(最狂のキチガイ@通称マッド)」は1970年代中期、
首都圏最大の組織と当局から認定された伝説の巨大チーム。
昭和49年「関東連合」創設の音頭をとり、結成集会に大物代議士秘書まで駆けつけて
多くのチームに関東連合への加盟を呼びかけたという逸話もあります。
創設者様の人脈と政治力には全国のチームが度肝を抜かれました。
チーム名の由来はアメリカのパロディー誌「MAD」からの命名と伝わっております。
その増刊号の名は「MAD-SPECIAL(マッドスペシャル)」そのものでした。
「最狂のキチガイ」というチーム名からも推察されますように、
スピードに熱狂し狂人的な走りで一世を風靡した巨大チーム「マッドスペシャル」
鎌倉七里ヶ浜事件、「アーリーキャッツ」との抗争など、
無類の凶悪さと数々の抗争事件によってもその名を全国に轟かせました。
マッドの数ある看板の中でもとても貴重な阿佐ヶ谷本部(東京都杉並区)の名作です。