商品はシロアリ、クロアリ、ノミ、ゴキブリ等の害虫駆除に使用するホウ酸塩水溶液を500mlを加熱対応のパウチ(画像1)に入れたものになります。ホウ酸水のホウ酸濃度にはいろいろな表現方法がありますがこの水溶液は次の通りです。
清水100mlにホウ酸(オルトホウ酸)を30gとホウ酸塩を35g以上溶解
反応させ
溶解濃度65%
以上の
水溶液。
水溶液100gあたりの
ホウ酸濃度が30%
以上となるようにホウ酸塩を調整して生成したホウ酸水。
*「○○以上」という表記はそれよりも大きい数字という意味になります。
*複数購入可能です(送料は変わりません)
複数出品となります。(多数ご希望の場合はお問合せ下さい)
本水溶液に対して半分弱の水を加えると(出品中の)ホウ酸濃度が23%以上のホウ酸水溶液同等となります。
ホウ酸、ホウ酸塩以外の添加物などは一切含まれていません。水溶液にはホウ酸、テトラホウ酸ナトリウム、メタホウ酸、マグネシウム系ホウ酸塩鉱物から抽出した無機ホウ素化合物のホウ酸塩を利用しています。
【水溶液について】
この水溶液は、1、ダニ、シロアリ、ゴキブリやクロアリなどの昆虫害虫の死に至らしめ、2、菌類の細胞壁に働きかけ腐朽菌などに抵抗し抑制する(用途により木材やセルロースに難燃性を与える)3、人体への安全性(毒性)を持ち合わせた、
無機ホウ素化合物の水容液
です。(固形物は水中でホウ酸のイオンとして存在するため以降これを「ホウ酸水」と表現します)
ホウ酸水の利用目的は、通常その水溶液の中に含まれている「ホウ素」を利用するために使われています。「ホウ素水」が利用されない理由は「ホウ素」は水に不溶だからです。よって「ホウ素水」というものは生成できません。そこで水に可溶である「ホウ素」を含んでいるホウ酸やホウ酸塩を利用して「ホウ素を含んだ水溶液」を生成しています。
この水溶液は水100mlに対して
ホウ酸30gにホウ酸塩を35g以上
加えた超高濃度でありながらも
常温でも直ちに結晶がみられないホウ酸水
です。
通常、ホウ素を含んだホウ酸(H3BO3またはB(OH)3)は10℃の水100,mlに3.95g(20度で4.8g)しか溶けません。また、その他のホウ酸塩も同じ程度しか溶解しません(温度が上がるにつれて溶解度は上がり、水温が下がると直ちに結晶が析出します)
そのため熱したお湯にホウ酸を溶かしてスプレーしようとすると、スプレーノズルで温度が下がり直ちに結晶が生じるのですぐにノズル等が詰まってしまいます。また、ハケ塗りの場合でも同様な温度低下による支障が生じ、その浸透性は高くありません。
水100g(100ml)にとけるホウ酸の量(参考)
水温(℃)
|
ホウ酸(g)
|
0
|
2.8
|
20
|
4.8
|
40
|
8.9
|
60
|
14.9
|
80
|
38.0
|
*この水溶液はホウ酸が水100mlに
65
g 以上
溶解したときと同じ濃度を持ちながらも
常温で直ちに析出しないホウ酸水
です。
この水溶液にホウ酸塩の中でも有機系や劇薬、危険に分類されているものは一切使用していません。
Q,ホウ酸とホウ酸塩の違いは?
A,ホウ酸塩の中にホウ酸が含まれています。本出品物のホウ酸塩はホウ酸の持つ害虫、腐朽菌、難燃および安全性が同質な物質の塊です。
Q,ホウ酸塩鉱物とは何ですか?
A,鉱物学において、「ホウ酸塩からなる鉱物を
ホウ酸塩鉱物
」と説明されています。ちなみにホウ酸はホウ酸塩鉱物から抽出し作られています。
Q,ホウ酸塩鉱物とホウ酸塩、ホウ酸の違いは何ですか?
A,ホウ酸は自然界にあるホウ酸塩鉱物をホウ酸塩にし、ホウ酸塩から抽出して作ることができます。
白米は、稲の果実である籾(もみ)を玄米にし、玄米を精米して作られています。
玄米>白米、ホウ酸塩>ホウ酸。
例えとしてこの関係性と近しいです。
【ホウ酸水溶液の結晶の析出対策について】
高濃度のホウ酸水は添加剤を使用せずに析出・再結晶を抑え続ける事はできません。つまり、高濃度ホウ酸水は長期に渡り保存することはできません。
この析出を長期に渡り抑えるには2つの方法しかありません。
-
ホウ酸水を15%以下の濃度に下げる
-
添加剤を使用する
本水溶液は、常温でも直ちに結晶することはありません。しかし、高濃度かつ無添加のため、再結晶が生じやすくなっています。
再結晶した場合は再溶解することができます
このホウ酸水は常温となっても直ちに結晶の析出は生じません。しかし、
高濃度のため気温などの
環境要因で結晶が生じやすくなっています。
お住まいの地域にもよりますが、気温が低いほど早期に水溶液中に結晶が生じると予想されます。
結晶が生じた場合はこのパックごと湯煎すると再結晶を
再溶解
させることができ、
常温でも結晶化しない水溶液
に戻ります。
詳細は書類にして同封いたします。
*この水溶液の
再溶解
は何度でも行うことができますが、耐熱パックの耐用を踏まえて500mlとしています。
【溶けているものについて】
水溶液中にはホウ酸、ホウ酸塩が溶けています。これらのホウ酸は「無機ホウ素化合物」といいます。無機ホウ素化合物のダニ、シロアリ、クロアリ、ゴキブリなどの昆虫に対して士に至らしめる効果は水で流されない限り半永久的に持続します。もちろん木材を腐らせる原因となる腐朽菌(菌類)の発生抑制や難燃対策も持続します。
Q,この水溶液とホウ酸だけを水に溶かした水溶液との違いは?
A,「ホウ酸塩を溶かした水溶液」と「ホウ酸だけを溶かした水溶液」の違いは、精米10%と精米50%で作られた日本酒のアルコール度数と近しいです。つまり、
同じ
です。
強いていえば、水溶液の主な違いとして、ホウ酸水溶液のPHが4.8の弱酸性なのに対し、ホウ酸塩はPH7-8程度の中性-弱アルカリ性だというところに違いがあります。
*水溶液は中性(中性~微弱アルカリ性)です。
Qポリホウ酸ナトリウムの水溶液との違いは何ですか?,
A,ポリホウ酸ナトリウムの最高濃度は25℃で23%と言われていますが、詳細は不明です。ホウ酸塩の水溶液であることは間違い無いと思います。また、ホウ酸塩の多くは水中ではポリホウ酸として存在するとされていることからくる名称かもしれません。
【害虫(シロアリ)に対して】
ホウ酸水溶液が乾燥して残ったホウ酸が、シロアリの食害防止に効果を発揮します。これは主にホウ酸は虫の体内に入ることで死に至らしめる効果が生じるからです。ゆえにホウ酸には直接的な虫よけバリア効果はなく、シロアリなどは平気で寄り付いてきます。
シロアリの一般的な薬剤はシロアリを寄せ付けませんが、効果が5年以内で徐々に減少します。これに対して、永続的に寄り付いてきた白アリを死に至らしめるのがホウ酸水です。(*シロアリに限らず害虫一般としてお考えください)
一見して、ホウ酸濃度はシロアリ対策に直接関係が無いようにも思えますが、木材が吸収するのはホウ酸ではなく、
ホウ酸の水溶液
です。既存の木材に5%ホウ酸水を散布しても、わずかにホウ酸が表面に残る程度で、散布を何度繰り返しても、ホウ酸自体が水に流れやすいため効果は限定的です。(木材のホウ酸吸収量という点では木材が吸収する水溶液の濃度が木材のホウ酸含有量に比例します。)
しかし、ホウ酸の高濃度水溶液であれば、木材吸収量もさることながら、表面に残るホウ酸量にも大きくなります。よって、ホウ酸高濃度水溶液噴射後に物理的に残る面積当たりのホウ酸量が増えることになり、シロアリに対する効果をより確実なものにします。
面積あたりに残るホウ酸量は多くなければなりません。なぜなら少量のホウ酸ではシロアリに突破されるからです。突破口が生じると、周りのホウ酸は無視され突破口から内部に侵入します。
Q,シロアリに対して忌避性があるという事でしょうか。
A、ホウ酸には虫に殺虫効果があるのみで、虫が避けて嫌がるような忌避性はありません。つまり、虫はホウ酸を毒だと認識できないまま殺虫されます。一部のアリやハチなどで、巣の安全を確かめる先遣隊がホウ酸により殺虫されることで寄り付かなくなるという点での忌避様はあると思われます。
Q,ホウ酸はゴキブリにどのくらい効きますか?
A,ホウ酸のゴキブリに対する毒性は接種されることによって発揮されます。(1gでシロアリ60万匹を死に至らしめる程度という文献もあります)ご参考までにゴキブリ対策に使用される市販ホウ酸団子中の平均ホウ酸含有量は30%で、忌諱性が無いからこそ成立するものです。
【カビ、菌に対して】
Q,殺菌効果はありますか?
A、医薬品または医薬部外品の場合に使用できるのが「殺菌」という表現ですが、そもそもホウ酸は殺菌とはことなり、菌類が増殖ができない環境を作り出す効果を持っています。
【使い方】
必要に応じで使用前にきれいな水で薄めてください。
水溶液は
スプレーやハケ塗り
で使用または対象物を
浸漬
してください。*スプレーノズルを再利用するには乾かないうちに水で洗ってください。ノズルが乾燥すると結晶が詰まり使用できなくなります。
*容器は都度購入するため、形状が異なる場合が有ります。
*複数落札の場合は送料が変更されます。3個まで1000円、4個以上1500円
*送料金額は(ヤフオク!ガイドライン細則に従い)送料+梱包代等の全国一律金額となりますので、何卒ご理解ください。